HubSpotクレジットと請求について

HubSpotクレジットは、Breeze顧客対応エージェントやBreeze Intelligenceなどの、HubSpotの使用量ベースで支払いが発生する特定の機能を利用できる従量課金制モデルです。クレジットは、クレジットを消費するアクションを実行するときにのみ使用します。また、HubSpotクレジットをモニタリングし、必要に応じて使用量を増やすこともできます。

この記事では、アカウントでのHubSpotクレジットの割り当て、追跡、管理方法を含め、HubSpotクレジットの仕組みの概要について説明します。

注：2025年6月2日以降、Breeze IntelligenceクレジットはHubSpotクレジットに移行され、顧客対応エージェントはHubSpotクレジットの消費を開始します。

HubSpotクレジットはサブスクリプションに含まれています

このたび、2025年6月2日より、有料でシートベースの価格体系をご利用のお客さまは、アカウントにHubSpotクレジットが割り当てられます。含まれるHubSpotクレジットの量は、最上位のHubSpotサブスクリプションに応じて異なります。複数のHubSpotサブスクリプションがある場合、加算は行われません。例えば、Marketing Hub ProfessionalとSales Hub Enterpriseの両方のサブスクリプションをお持ちの場合、最も上位の製品エディションはEnterpriseとなります。 

以下の表は、お客さまのサブスクリプションレベルに応じた、含まれるHubSpotクレジットを示しています。

含まれているHubSpotクレジット（および移行可能なBreeze Intelligenceクレジット）に加えて、追加のHubSpotクレジットを必要に応じて購入することができます。追加のHubSpotクレジットの購入と自動アップグレードについて詳細をご確認ください。

HubSpotクレジットで利用できる機能

HubSpotクレジットでご利用いただける機能は、ご利用のHubSpotサブスクリプションの最上位の製品エディションによって異なります。

注：HubSpotクレジットを使用できるのは、有料シートおよびパートナーシートのユーザーのみです。無料ユーザーおよび表示のみのシートユーザーはHubSpotクレジットを使用できません。

お客さまのサブスクリプションレベルに応じたHubSpotクレジットの使用方法は、以下のとおりです。

HubSpotクレジット使用率

必要になるHubSpotクレジット数、またはアカウントで消費されるHubSpotクレジット数は、使用する機能によって決まります。HubSpot機能でHubSpotクレジットがどのように使用されるかについて詳細をご確認ください。

HubSpotクレジットを管理する

重要な用語

• 月次割り当て：HubSpotクレジットは、サブスクリプションの開始日に合わせて毎月リセットされます。
• 繰り越し：未使用のクレジットは各使用期間の終了時に失効し、翌月に繰り越されません。 
• リセット日：HubSpotクレジットはサブスクリプション月の初日にリセットされます。 
• 自動アップグレード：HubSpotクレジットを含めて、月々の割り当てを全て使い切った場合、追加のHubSpotクレジットを購入するように求められます。 
  • 含まれている月次割り当てを全て使用した後に追加のクレジットを購入しないことを選択した場合、使用量ベースの機能（顧客対応エージェント、Breeze Intelligenceなど）は、次回のリセット日まで、または追加のクレジット キャパシティー パックを購入するまで一時停止します。 
  • 追加のHubSpotクレジット キャパシティー パックの初回購入後に、使用量がアカウント内のクレジットの合計を超えた場合、アカウントは自動的にアップグレードされ、使用状況を反映した追加のHubSpotクレジットが含められます。
    例えば、月間5,000 HubSpotクレジットの割り当てが含まれているEnterpriseのお客さまで、さらに1,000 HubSpotクレジットのキャパシティーパックを購入された場合、ご利用のプランには1か月あたり合計6,000 HubSpotクレジットが含められます。1回の利用サイクルで6,500 HubSpotクレジットを使用すると、さらに1,000 HubSpotクレジットパックが自動的にサブスクリプションに追加され、残りの契約期間の月間上限が7,000 HubSpotクレジットに引き上げられます。 
• 追加クレジットの購入：追加のHubSpotクレジット キャパシティー パックは、HubSpotアカウントから手動で購入することも、営業担当者と一緒に購入することもできます。追加のクレジットは、現在の請求期間の残りの期間について、使用量に応じて日割り計算された料金ですぐに利用できます。 
• ダウングレード：新しい注文フォームに署名することで、次回の更新時に追加されたキャパシティーパックを削除でき、ダウングレードは現在の契約上のコミットメントの終了時に有効になります。

クレジットの使用状況を追跡する

スーパー管理者または請求管理者の方は、HubSpotクレジットの利用状況を定期的にチェックすることをお勧めします。クレジットの使用状況を確認するには：

1. HubSpotアカウントで、右上に示されているアカウント名をクリックし、［アカウントと請求］をクリックします。
2. ［使用と制限］タブをクリックします。 
3. 左のサイドバーメニューで、［HubSpotクレジット］をクリックします。

HubSpotクレジットの［使用&制限］タブでは、次の情報を確認できます。 

• 自分のクレジット：HubSpotクレジットの月次割り当てが表示されます。 
• 今月の使用状況：今月これまでに使用したHubSpotクレジット数が表示されます。 
  • ［機能別にクレジット使用量を管理する］セクションでは、Breeze IntelligenceおよびBreeze顧客対応エージェントによって使用されたクレジット数の内訳を表示することもできます。 
  • ［Breeze Intelligence］および［Breeze顧客対応エージェント］の横にある外部リンクアイコンをクリックして、各機能の設定を表示し、必要に応じて使用を一時停止します。 
• 使用履歴：特定の期間におけるHubSpotクレジットの使用状況が表示されます。［使用履歴］の左上にある［日付範囲］ドロップダウンメニューを使用して、特定の期間にデータを絞り込みます。 
• 使用状況ログ：特定の期間におけるHubSpotクレジットの使用状況の詳細なログが表示されます。このログには、クレジットを使用したアクションのタイプ、各アクションで使用されたクレジット数、アクションが実行された回数などの詳細が含まれます。 

クレジット使用量の通知

以下に示す使用量しきい値に対して、グローバルバナーと通知Eメールの形式でのリアルタイム通知がトリガーされます。これらの通知は、アカウントを先回りで管理し、予期しないアップグレードを回避するのに役立ちます。

追加のHubSpotクレジットを購入する

HubSpotクレジットは1,000クレジット単位で何件でもご購入いただけます。5,000、30,000、または100,000クレジットのパックが推奨されています。HubSpotクレジット ティア パッケージの詳細については、価格表ページをご覧ください。

HubSpotクレジットティアをキャンセルまたはダウングレードする

HubSpotクレジットティアのキャンセルまたはダウングレードは、契約上のコミットメント期間の終了時にのみ可能です。その場合は、更新日の前にHubSpotサポートにご連絡ください。

Breeze IntelligenceクレジットはHubSpotクレジットに移行される

2025年6月2日から6月15日までの間に、お使いのBreeze IntelligenceクレジットがHubSpotクレジットに移行されます。アクションは不要で、ダウンタイムや追加コストも発生しません。

HubSpotクレジットは、Breeze Intelligenceクレジットとは異なるエンリッチメント率を使用します。

• Breeze Intelligenceクレジットの場合：1クレジット=1エンリッチメント。
• HubSpotクレジットの場合：10クレジット＝1エンリッチメント

Breeze Intelligenceクレジットをお持ちのお客様は、以下のようにエディションに基づいてHubSpotクレジットに移行されます。

例えば、100 Breezeクレジットを2パック（合計200）購入すると、6,000 HubSpotクレジットに移行し、600エンリッチメントが提供されます。

注：2025年5月30日以前にBreeze Intelligenceを使用した場合、Breeze Intelligenceの設定は同じままです。例えば、Breeze Intelligenceの自動エンリッチメントの既定のスイッチを有効にしていた場合、それはHubSpotクレジット用のままになります。2025年6月2日以降に作成されたHubSpotアカウントの場合、Breeze Intelligence自動エンリッチメントスイッチは既定でオフになります。