StripeアカウントをHubSpot上の決済処理サービスとして接続
更新日時 2025年 5月 20日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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既存のStripeアカウントがある場合は、HubSpotのCommerce Hubツール(請求書、支払いリンク、見積もりなど)の決済サービスとして接続できます。これにより、1回限りまたは定期サブスクリプションの支払いを、自社のStripeアカウントを通して処理し、HubSpot上で回収できるようになります。
Stripe決済処理は、一部の例外を除き、国際的にご利用いただけます。
HubSpot Commerce HubでのStripe決済処理に伴う手数料についてはこちらをご確認ください。
注:
Stripe決済処理を使用することで、HubSpotをコマース関連のツールやアセットの中心的な情報源として使用できるようになります。HubSpotで、例えば次のような処理を行うことができます。
HubSpotのCommerce Hubツールを使用して支払いを回収すると、各トランザクションの支払いデータ(総額や手数料など)がStripeアカウントと同期されます。
注:ご使用のアカウントがEUデータセンターでホスティングされている場合、HubSpot地域データ ホスティング ポリシーと、Stripe決済処理の使用に適用される利用規約の両方が適用されます。Stripe決済処理を使用する場合、データがStripeのEUデータセンターを経由して転送される可能性があり、HubSpotの地域データホスティングの除外対象になる場合があります。
世界各地での提供状況
HubSpotのStripe決済処理は、Stripeが利用可能なほとんどの国でご利用いただけます。ただし、パートナーの制限により、以下の国ではご利用になれません。
- ブラジル
- クロアチア
- ガーナ
- ジブラルタル
- インド
- インドネシア
- ケニア
- リヒテンシュタイン
- マレーシア
- ナイジェリア
- 南アフリカ
- タイ
- アラブ首長国連邦
また、Stripe決済処理では、多くの国際通貨での支払い回収が可能です。
Stripeアカウントを接続
注:各Stripeアカウントは1つのHubSpotアカウントにのみ接続できます。これは、この2つのアカウント間の金融データの一貫性を確保することが目的です。
StripeアカウントをHubSpotに接続するには、次の操作を行います。
- HubSpotアカウントにて、[コマース]>[決済]の順に進みます。
- [決済機能を設定]をクリックします。
- 貴社が米国を拠点とし、決済処理にHubSpot決済機能の代わりにStripeを使用する場合は、[処理サービスオプションを表示]をクリックします(これは、米国外を拠点としている場合には適用されません)。
- [Stripe決済処理アカウントと連携]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [貴社の所在地を教えてください]ドロップダウンメニューをクリックし、国を選択します。
- [利用規約に同意します]チェックボックスを選択して、Stripe決済処理利用規約に同意します。
- [次へ]をクリックします。
- 設定を続けるためにStripeを開きます。
- ご使用のStripeアカウントに関連付けられたEメールアドレスを入力し、[続行]をクリックします。
- パスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。
- 手順に従って2要素認証を完了します。
- Stripeアカウント上に事業の詳細をまだ設定していない場合は、Stripe内の事業登録手順に従ってください。それ以外の場合は、以前に設定済みの既存のビジネスを選択し、[接続]をクリックします。
- 個人情報およびビジネス情報を確認した後、下にスクロールし、[同意して送信]をクリックします。その後、リダイレクトされてHubSpotに戻ります。
- Stripeへの接続後、[コマースに進む]をクリックします。Commerce Hubのホーム画面が表示されます。
- [支払いを作成]ドロップダウンメニューをクリックして、初めての支払いを作成する方法を選択します。
- [当社の請求および支払いツールをお試しください]セクションには、利用可能なタスクとして一般的な支払いの流れが示されています。タスクをクリックすると、その詳細情報が表示され、タスクのステップが始まります。
次のステップ
Stripeアカウントの接続後は、下のセクションで、HubSpotプロセスに決済を完全に組み込む方法をご確認ください。
通貨と支払い方法の設定
Stripe決済処理は、多数の国際通貨に対応しています。サポート対象の通貨での支払い回収にするには、まずその通貨をアカウント通貨に追加する必要があります。
クレジットカードやデビットカードによる支払い回収に加え、ご使用のStripe加盟店アカウントの所在地によっては、SEPAなどの銀行引き落としによる支払い方法で支払いを回収できる場合があります
会計・経理の連携
支払いデータだけをStripeから会計システムに渡す場合は、その連携を引き続きご使用になれます。ただし、請求書などの請求データを会計システムに転送する必要がある場合は、いずれかのHubSpotの会計連携を使用するか、HubSpotからデータをエクスポートし、外部システムにインポートする必要があります。
自動化
ProfessionalまたはEnterpriseをご契約の場合は、ワークフローツールを使用して、CRMと記録管理のプロセスを自動化できます。例:
- 支払いベースのワークフローを作成して、支払いが行われてから30日後にアンケートEメールを顧客に送信します。
- Sales Hub Professional/Enterpriseをご契約の場合には、見積もりベースのワークフローを作成して、見積もりの期限が切れる3日前に営業担当に通知を送信します。
- Operations Hub Professional/Enterpriseをご契約の場合には、ワークフロー内のWebhookを使用して、HubSpotと他の外部ツールとの間で情報を送受信できます。
サポートの利用
HubSpotとStripeのどちらのサポートに連絡するかは、問題や質問の内容に応じて異なります。
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HubSpotサポート:請求書、支払いリンク、見積もりの作成時や、注文確認ページ、ワークフロー、レポートの使用時など、HubSpotアプリに関する問題や質問。
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Stripeサポート:引受や入金回収など、支払い処理に関する問題や質問。
HubSpotのナレッジベースで決済機能とその他のコマースツールの詳細を確認することも、HubSpotコミュニティーにアクセスして他のユーザーやHubSpotエキスパートとのコミュニケーションに参加することもできます。
支払いデータの管理
Stripe決済処理をご利用の場合は、下の方法で決済データにアクセスできます。
- HubSpotデータ:HubSpotのCRMに直接保存される製品、支払い、サブスクリプション、支払いリンク、請求書、見積もりなどの記録管理データやコマースアセット。HubSpotはこれらのアセットの作成と管理の情報源となっているため、HubSpot内で支払い通知を設定することもできます。
- Stripeデータ:総額、純額、手数料などの各トランザクション(決済処理)の支払いデータ。
サブスクリプションの管理
Stripe側で決済処理を行う一方で、製品と新しいサブスクリプションはHubSpot上で管理します。
注:ご使用の既存のStripeサブスクリプションによっては、HubSpotへの移行対象となる場合があります。アカウントの移行可否を申請するには、こちらのフォームに必要事項を入力してください。7〜10営業日以内にHubSpotのチームがご連絡を差し上げます。
支払いリンクまたは見積もりを設定して定期サブスクリプションの支払いを回収すると、HubSpotはCRMのサブスクリプションレコードを通じてこれらの定期払いを追跡します。これにより、支払いリンクや見積もりに設定されたスケジュールに基づいて購入者に自動請求できるようになり、支払いのたびに新しい支払いリンクや見積もりを作成する必要がなくなります。
HubSpotでのサブスクリプションの回収と管理の詳細をご確認ください。
レポート
Stripeアカウントとの接続によって、HubSpotまたはStripeのどちらからでも収益に関する分析が可能になります。HubSpotには、次のような収益レポートが用意されています。
- 支払いレポートダッシュボードを作成して、一連のデフォルトレポートを使用して支払い収益を分析します。
- Professional/Enterpriseをご契約の場合、レポート作成ツールを使用してカスタムレポートを作成できます。
Stripeアカウントを接続解除
決済処理オプションとしてのStripe接続を解除するには、こちらの手順に従います。